キビタキ

理事 八幡義雄

我が家の庭の雑木にかわいらしいお客さんがやってきました。

今年は暖冬で、暖かい日が続いていますが、時々思い出したように寒くなります。先日小生の庭先で苔の手入れをしていたところ、小鳥の鳴き声がするのでその方向を見るとススメほどの大きさで胸が橙で白色と黒色が混じった鳥がこちらの様子を見ているのに気が付きました。

脅かしてはまずいと思い、知らん顔で作業をしていたところ頭を下げ尾羽を小刻みに震わせるしぐさをしているのに気が付きました。およそ10分くらいでしょうか庭先で木を行ったり来たりして楽しませてくれました。早速ネットで調べるとキビタキに似ているのですが、キビタキは夏鳥で飛んでいる虫を捕まえるフライングキャッチを得意とすると書かれていました。今年は暖冬だから早めに来たのだろうと思っていました。

それでも少し気になったので、鳥に詳しい林正敏さんに翌日電話で問い合わせすると、即座にジョウビタキで冬鳥だとのこと、しっぽを振るしぐさをするのが特徴だそうで中国大陸辺りからやってくるようです。人懐こいところがある鳥でこれから大陸に帰ってしまうとのこと、さみしい気がします。

ジョウビタキとキビタキを並べてみました。
かなり似ています。冬鳥と夏鳥でキビタキは東南アジアからやってくるそうです。

今年も残念ながら御渡りはお預けです

一番残念に思っているのは八剱神社の大総代、宮坂平馬さんでしょうか。 諏訪の人は御渡りがないと少し不安に感じる人もいるようです。

日最低気温を累積したグラフに今年のデータを加えてみました。驚いたことに2000年以降のグラフに突出して高いところにいます。異常気象でしょうか、少し心配です。

令和２年３月１日までのデータを入れてみました。他の年からかけ離れたところに線がいます。